25年物のグランドピアノを買取って頂きお別れしました
グランドピアノを買取してもらいました
先日、25年我が家にいてくれた
グランドピアノを手放しました。
↑今見ても惚れ惚れするくらいかっこいい♡
今回は、手放した経緯と
実際に買取ってもらうまでの
手続きについてのお話です。
3歳の頃からピアノを始めた私。
小学生になると将来を見据えて
本格的なレッスンを受けるようになり
両親は私のために
グランドピアノを購入してくれました。
きっと両親は期待していたと思います…
でも
私は中学進学を前に
ピアノを辞めると決めてしまいました。
その後は
普通の習い事としてピアノは続けたものの
大学進学以降はピアノに触れる機会も激減。
社会人になったと同時に実家を出たので
それ以降、私のグランドピアノは
ずっとカバーをかけられたまま…
年に数回私が気まぐれに弾く時以外は
実家の1部屋を占領する大きな家具と化して
しまいました。
それでも、20年以上
ずっと私たち家族の側にいたピアノは
その存在だけでどこか安心感を放っていました。
特に母にとっては、
30代前半の必死に子育てをしていた時代から
ずっと側にいてくれた大切な存在なので、
誰も弾くことがなくなっても
手放すことは考えられなかったようです。
それでもピアノを手放したわけ
とはいえ、両親もだんだんと年齢を重ね
老後の生活を考えるようになります。
実家の引っ越しも検討するようになり、
引っ越し先にこのピアノを運ぶか?
と悩んだ末、
(グランドピアノは1部屋占拠するので…^^;)
それならば、このピアノがまだまだ現役として
必要とされる場所へ旅立たせたほうが
良いのでは?
という結論に至ったのでした。
買取業者よりピアノの見積もりを取得する
買取ってもらうためには
まずは業者へコンタクトを取り
見積もりを取得します。
家族同然の大切なピアノですから
やっぱり少しでも高く査定してもらいたいですよね。
評判の良いピアノ買取【ピアノパワーセンター】 や
一括見積もりができるズバットピアノ買取比較 を
使って我が家も見積もりをとりました。
すると見積額にものすごい開きがあったのです!
ちなみに我が家のグランドピアノは…
メーカー ▶︎▶︎▶︎ KAWAI
製造年 ▶︎▶︎▶︎ 1991年
でしたが
8社から見積もり提示を受け
最安値 5万円×2社
最高値 35万➕α
その他 A社 24万円
B社 31万円
C社 34万円
D社 34万円
E社 35万円
という具合です。
大切に使ってきたグランドピアノ…
25年物とはいえ、5万円は悲しすぎます。。
もちろん業者さんの対応や
搬出までの流れ…も大切になるので
一概に金額のみで決めるとは言えませんが、
さすがに5万円〜35万円と、
ここまでの開きが出たことには驚きました。
ちなみに一般的なグランドピアノ買取の
現在の相場として
25年前のグランドピアノは
30〜40万円とのこと。
つまり、我が家のピアノは
ほぼ適正な査定額を出して頂いていますが
うち3社から提示された5万円、24万円というのは
相場と比較して安いことがわかりますね。
それにしても5万円って…。。
グランドピアノを買取に出す時は
✔︎ あらかじめ自分のピアノの査定相場を知っておく
✔︎ 複数業者より見積もりを取る
この2点は絶対に必要です!
ピアノの査定額が決まるポイントは?
ちなみに…
少しでも査定額が上がるように
何かできることはないだろうか?
と思って、業者の方に聞いてみました。
ピアノの傷の有無?
調律されているかどうか?
付属品(椅子やカバーやインシュレーター)の有無?
ところが回答は意外なものでした!
「ピアノの査定額が決まるポイントは
ピアノの型番のみです!
傷の有無、調律、付属品など一切関係ありません」
とのこと!!
極端なことを言えば、
きちんと音が出ればOK!というレベル^^;
これにはちょっとびっくりしました。
業者の方の話をまとめると…
✔︎汚れ・傷などは買取後に業者の方で綺麗にするので関係なし
✔︎調律も買取後に全て対応するので必要なし
✔︎あくまでピアノ本体が対象なので椅子やカバーの付属品は
あってもなくても査定額に変動なし
✔︎その時、中古市場にどれだけピアノが流通しているかによって
査定額はかなり変わってくる
とのことでした。
つまり、こちら側で査定額をあげるためにできることは
ほぼないんですね。
実際、家にきて現物を見ることもないので
型番だけで査定額が決まるというのは本当なのでしょう。
唯一、査定額が大きくupすることがあるとすれば、
○その時の中古市場で流通量が少ない場合
○自分のピアノが品薄な型番もしくは
その業者が探し求めている型番だった場合
という感じでしょうか。
我が家のピアノに最高額を出してくれた業者さんは
たまたまうちのピアノの型番を探していたので
金額を多少あげても良いから是非に!
と言ってくださいました^^
業者を決める
見積もりが出揃ったら業者を決めます。
搬出したい日程や、業者の稼働可能なエリア、
搬出方法(クレーンを使う必要があるかなど)
などを業者と確認して
全て条件が合う業者を選びます!
グランドピアノも大きさは様々で
玄関から搬出できない場合は
窓から…クレーンを使って…など
いろいろな方法があるので
それによって見積額に影響が出るのかどうか…なども
要チェックです!
ちなみに、今回直接コンタクトをとった業者さんは
全て、「搬出方法によって費用の変動はなし」
ということでした。
(我が家はクレーンを使っての搬出になりました)
そしてもちろん、
大切なピアノを託すわけなので
信頼できる業者や担当者の方を選びたいですね。
納得いくまで会話をして、業者を決めましょう。
ピアノを磨く
買取の段取りがついたら…
ピアノとのお別れの準備です…。
たくさんの思い出が詰まったピアノ…
ワックスを使って母と一緒に
ピカピカに磨きました^^
ありがとう!!の気持ちを込めて…^^
心ゆくまで弾き納めする
もう何年もまともにピアノを弾いていませんでしたが
お別れまでにせめて1曲
昔のようにきちんと弾きたかったので
搬出の日まで何日か実家に通い、
昔の楽譜を引っ張り出してきて
毎回数時間、練習しました!
↑娘もたまに弾いてみたり…
最初は指が思うように動いてくれなかったけど
段々と昔の動きを取り戻して…
「私まだこんなに弾けるんだ!」と
嬉しくなっちゃいました♪
…と同時に、
「ピアノ、楽しい!」
「まだ手放さなくても良かったのでは…」
という気持ちも湧き上がってきてしまいましたが。。
とはいえ、実家でこれからも
ピアノを弾き続けるかといったら
それは難しい話。
ここで思いっきり弾き納めして
気持ちよく送りそう!と言い聞かせました^^
その後、搬出当日を迎えました。
業者の方が到着するギリギリまで弾いていたので
最後に蓋を閉めた時は思わず涙が出てしまいました…
搬出の様子はというと…
作業員の方によってピアノは手早く分解され
(足とペダルを外す)
毛布でくるまれ、ベルト装着、
クレーンで運び出されました。
我が子を養子に出すような気持ちで
本当に切なかったですが
今までの感謝と、
これからもどこかで大切に弾いてもらってね!
という願いを込めて
見送りました!
まとめ
こうして私の大切なピアノは旅立っていきました!
ピアノを手放すことを考えている方に
少しでも参考にして頂けたら嬉しいです。
あ〜今頃、大事に弾いてもらっているかな…♡