ついイライラしてしまう夫の言動は「男性脳」がもたらしていた!
『女は覚悟を決めなさい』
結婚9年目も折り返しを迎えました。
主人と出会った頃からカウントするともう12年のお付き合い。
学生時代からの付き合いなので、最初の頃は自分で言うのもなんですが
それはまぁラブラブだったと思います(恥)
主人のことが大好き過ぎでしたー私(恥)
本当に運命の人!!というか、絶対前世から繋がっていたはず!
こんな合う人に出会えたなんて幸せすぎる!しかもかっこいいし見惚れる〜!
私って幸せ〜〜!
といった、もう書いてても顔から火が出そうなお熱っぷりでして
それはそれはお幸せな女の子でした(遠い目…)
あの時はあの時で本当幸せだったので、そういう純粋な恋愛が経験できたことは
幸せなことだったなーと思います(冷静)
しかしながら、その高熱はやがて平熱へ。そして低体温へ・・・(笑)
この経過はいたって健全なものだと思いますが、最初の高熱が高すぎたので(たぶん39.5度くらい)低体温の現在(推定35.5度)があまりにも寒くて…
あーこんなんじゃなかったのに…としみじみ思ってしまうのです。
良いところばかり見えていたあの頃とは違い、どうしても嫌なところや
合わないところに目がいきがち。
不満に感じてしまうことを挙げたら悲しいかなキリがないのですが、
「なんで私の頑張りを一言労ってくれないんだろう?」
「なんで黙ってるの?」
「いや、欲しいのはその言葉じゃないし。」
「ねぇ、そこ気づいてよ。鈍感にもほどがあるでしょ」
「空気読もうよ」
これらは特に湧き出てくることが多い私のよく感じる思いです。
主人への不満に感情が支配される自分にも嫌気がさします。
結局、一緒に生活するパートナーにこれほどまでにマイナスな感情を抱くということは
自分自身も大切にできず、自分自身へのマイナスな感情が溢れているということでは?
と思うからです。
もっともっと良い夫婦関係を築きたい、またあの頃のように主人へ愛情を抱きたい(高熱じゃなくていいのです。)
といつもいつも思っていながら、主人に対峙するとつい表情を閉ざしがちで
余計な一言を言ってみたり…とにかく嫌な女になる私。
ある日、決定的にそんな自分が嫌になり、
「もう!!こんなの耐えられない!自分が変わらなくちゃ!!!今感じている全てのことが自分次第なんだから!!」
と身にしみて感じ、
「目指す夫婦関係を手にいれるためには自分自身をもっと好きにならなければ。
そのために、今は目を向けることもなくすっかり忘れてしまっている《自分らしさ》を活かせる道を見つけて、自分も大切にして、地に足をつけ自分自身の人生をしっかり歩まなければ!!
《ママ》《妻》という役割だけに全てを捧げられるタイプではないから、
もっと自分のことを真剣に考えよう。経済的にも自立しなければ!」
と思ったのです。
そんな時、出会ったこちらの本
まず、タイトルがまさに今の私へのメッセージそのものでした。
読まないわけにはいかない…!と即購入し、夢中で読みました。
「私の人生は私が決める」「覚悟を決めなさい」「女性脳と直感を武器に男性脳社会を凛々しく生き抜く羅針盤」…
これだけでもう元気づけられませんか?(笑)
本を開くと、心に刺さるメッセージの嵐!
付箋を張り出したらあっという間に付箋だらけになりました^^;
女性が凛々しく現代を生き抜くためにまず知るべきは「女性脳と男性脳の性差」であり、それぞれの脳の特徴をしっかり理解した上で私たち女性がもつ素晴らしき女性脳を飼いならし、自身が選んだ道をたくましく進んでいこう!と力強く背中を押してくれる言葉が詰まっていました。
働く女性、専業主婦、子供をもつ女性、持たない女性…本書には全ての女性に対するメッセージが詰まっているのですが、とりわけ私に響いたのは「夫脳との付き合い方」。
一部を引用すると…
男女の脳は大きく違うが、中でも夫婦(恋人同士)の脳は、さらに遥かに絶望的なまでに違う。(中略)
ことごとく感性が真逆なので、とっさに感じること、とっさの行動が真逆になるケースが多い。だから、激しい恋に落ちてつがった夫婦ほど、いらだつ関係になるのである。
うんうんうんうん(激しく頷く)
子をなすカップルは、互いに違う感性を持ち寄り、違う視点と行動をもって、家族を守りあう。子を持ち生活していくことは、半端なことじゃない。戦いといってもいい。そんな二人に共感し合う暇はない。だから、それはそれで、よしとしない?
女として満たされることばやしぐさを夫に求めても、きっと虚しいだけ。夫が悪いわけじゃない。そういう相手を、優秀な女性脳ほど選んでしまうからだ。
黒川先生〜〜〜(涙)!
筆者のサバサバとした語り口調と、脳科学で裏付けされた頼もしく有難い情報が
私を勇気付け、驚くほどに心を軽くしてくれました。
そして気づいたこと。
主人は、超超典型的な男性脳!女性脳の成分のかけらもない純度100%の男性脳だ!ということ。
常に「共感」を求める私に対し「素早い問題解決のために会話をする」主人。
例えば。
私「あぁ〜今日は忙しかったぁ…疲れたなぁ…」
(かけてほしい言葉は『お疲れ様!』とか『よく頑張ったね!』とか)
主人「早く寝な」←《疲れを取るためには寝れば良い という問題解決》
ちーーーん。
例えば。
私(出産間近)「明日満月だって!もしかして陣痛くるかもね♪」
(かけてほしい言葉は『え、満月は陣痛が来やすいの?それは楽しみだね!』とか
『ついにくるかな!?じゃあいろいろ準備しておかないとね!』とか)
主人「何時頃?」←《陣痛が来たら仕事を抜けたり休む可能性があるから、早めにそこを調整して仕事へ起こる問題を解決したい》
ちーーーーーーん。
いやー、この「何時頃?」の返しには本気で凍りつきましたよねー。
男性脳は、目の前のものが見えておらず自分の気持ちすらよくわかっていないため、
目の前にいる女性(私)のこともよく見ておらず、容姿の変化や表情の変化にはもちろん気づけず、共感や労いは間が抜けているそうです。はい、主人そのものです。
読み進めながら、私がいつもイラッとしてしまう主人の姿が次々頭に浮かぶのですが、
それらを引き起こしているのが主人の性格や、私へのいらだちとかそういうものではなく全ては「男性脳ゆえの行動」なのだと思うと、本当に気持ちがすっきりしました。
同時に、それに対してキィキィイライラしていた私はなんて無駄なストレスを抱えて、自分自身をすり減らしていたのだろうと。
そしてとても心に響いた一文。
脳の癖は、なんにせよ許して尊重しよう。
その脳にしか見えない物を観るための癖であるのだから。
その昔、主人にお熱だった頃。
私にないものをたくさん持っている、今まで出会ったことのないタイプの男性で
そんな主人に惹かれたのだったことを思い出しました。
主人が観せてくれた私にとって新鮮な世界は、そのまじりっ気の無い主人の典型的男性脳がもたらしてくれていたというわけです。
この本を読んで、その時の気持ちを思い出しました。
そして、日々悶々としていた夫婦関係への不満がほぼ「脳の性差」をきちんと理解していない自分自身が引き起こしていたのだと気付きました。
あぁこれまで夫に対してひどい態度してきちゃったなぁ…と改めて反省する点も多々^^;
とはいえ、本書を読んだから明日からはいつでもニコニコ〜というわけにはいかないと思いますが(笑)、脳の性差を改めて学び知識として得たことは大きいです。
これからもふと辛くなったら、何度でも読み返したくなる本です!
著者の軽快で切れ味の良い口調がまた何とも気持ちがよくて元気になるんです♪
共感してくれないご主人にイライラしてしまうあなた、
男社会でたくましく生きているあなた、
自分の人生、一ミリも躊躇しないで進んでいきたい!と意気込むあなた
「男性脳と女性脳」という観点からその状況を分析してみるのも面白いかもしれません。
一読の価値ありです!